「アメリカのETFに投資するからコストが安い」という触れ込みのロボアドバイザーですが、国内の投信でもコストの低いのが充実してきたので、あえてロボアドバイザーに1%の手数料を取られるのはもったいないと思われます。私のように情報を取るために契約しているのでなければ。
2017年12月24日のWealthNaviとTHEOの中間ぐらいのポートフォリオ(積極型)を日本で入手しやすいインデックス投信に変換、分類すると以下の通りです。
分類 | 買い付け残高 | 構成比 |
米国株 | 240135 | 36.91% |
日本株 | 55866 | 8.59% |
欧州株 | 58671 | 9.02% |
オーストラリア株 | 16928 | 2.60% |
香港株 | 8528 | 1.31% |
新興国株 | 58620 | 9.01% |
先進国債権 | 113089 | 17.38% |
ハイイールド債権 | 9886 | 1.52% |
米国リート | 27727 | 4.26% |
金(コモディティ) | 50405 | 7.75% |
現金 | 10804 | 1.66% |
むしろ国内投信でロボアドバイザーを作れば、手数料率は0.5%以下に抑えられるのではないでしょうか。
上記のポートフォリオを自力で構築した場合の信託報酬は次の通りです。(@楽天証券)
ファンド名 | 信託報酬 | 構成比(現金除く) |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 0.001296 | 12.30% |
iFree NYダウ・インデックス | 0.00243 | 12.30% |
iFree S&P500インデックス | 0.00243 | 12.30% |
eMAXISSlim国内株式インデックス | 0.001717 | 2.86% |
iFree 日経225インデックス | 0.001717 | 2.86% |
iFree JPX日経400インデックス | 0.002106 | 2.86% |
i-mizuho欧州株式インデックス | 0.006156 | 9.02% |
i-mizuhoオーストラリア株式インデックス | 0.006156 | 2.60% |
香港ハンセン指数ファンド | 0.008424 |
1.31% |
ひとくふう新興国株式ファンド | 0.00324 | 9.01% |
eMAXISSlim先進国債券インデックス | 0.001836 | 17.38% |
i-mizuhoハイイールド債券インデックス(為替ヘッジなし) | 0.00432 | 1.52% |
SMT 米国REITインデックス・オープン | 0.00594 | 4.26% |
i-mizuhoゴールドインデックス | 0.00432 | 7.75% |
加重平均した信託報酬 | 0.003006 | - |
この通り、0.3%程度で済みますので、ロボアドバイザーが1%もの手数料を取るのは正直取りすぎと言えます。
それでも面倒な人向けの積立ポートフォリオ(積極型)
iFreeNYダウ・インデックス 40%
iFree日経225インデックス 10%
i-mizuho欧州株式インデックス 10%
ひとくふう新興国株式ファンド 10%
eMAXISSlim先進国債券インデックス 20%
i-mizuhoゴールドインデックス 10%
この比率で積立しておけば、リバランスも楽です。