マネー本界隈では、株主優待を集めて自転車で走り回るおじさんがもてはやされていますが、株主優待銘柄は買ってはいけません。
賢くお得にリボ払い、とリボ払いを勧めるカード会社並みにいただけません。
まず、株主優待おじさんは、株主優待のお陰で資産家になったのではなく、有り余る資産(3億円とも言われる)を趣味で優待銘柄に投下して、マネー本に出演する事で糧を得ているだけなのです。
次に、自社商品以外の優待、特にQUOカードなどは、利用者にとっても企業にとってもメリットが存在しないのでやめるべきです。
自社商品を原価や割引価格で提供して、多くの人に触れてもらう、店舗に誘導する、などの意図がある優待は意味がありますが、金券を配るくらいなら、配当にまわすべきです。
第三に、優待銘柄を買って権利落ちを迎えると、株価が下がって損だから同時に空売りすれば良いという、いわゆる「つなぎ売り」の記事の存在がおぞましいです。得をするのは貸した株の貸株料をせしめる証券会社だけだという事です。マネー本のスポンサーは証券会社です。
まあ、それでも優待券を取りに行くのであれば、あくまで趣味の範疇だと理解すべきです。
なお、私は、イオンとマックスバリューで家計の9割ぐらいをまかなっているので、優待券を押さえていましたが、マックスバリュー各社については、ここ2年で大きく値上がりしたので、1月に売却しました。美味かったです。底値で買って、売却益を得たほうが良いです。