ちゃろログ

リアルでは「イオンの株とか日経平均に連動する投信を買ってます!信用取引とか仮想通貨とかは危ないのでやらないですー」と、カマトトぶっている、チキンハートでメンタル弱い、しがないサラリーマン、投資家ちゃろのブログ。

2018年2月5日の世界同時株安で、暴落に耐性のあったのはどの資産なのか?(継続レポート)

1.2018年2月5日の世界同時株安の概要

投げ売りが投げ売りを呼び、また資産価格が下がる、そんな様相を呈した2018年2月5日のアメリカ発の世界同時株安。

発端は、2月3日のアメリカ市場で「労働統計が予想より良かったので、金利引き上げが進むとの見通しから株価が2.5%下落した」という、事でした。

まあ、証券業界特有の理由になっていない後付け理由のニュースですが、下げ幅はわずか2.5%程度のはずなのに、「マイナス665ドルはリーマンショック以来の下げ幅」と不安をあおるように大きく報じられていた事が印象的です。

 

さて、二日休日を挟んで、各国の投資家の頭も冷えて、落ち着きを取り戻すかなと思いきや、週明けの東京市場をCME日経平均先物主導の売りが直撃。あれよあれよとマイナス圏に沈む展開となりました。

この流れを引き継ぎ、アジア、ヨーロッパでも株式が下落。そしてこの日のダウ平均は取引時間中に過去最大の1500ドル以上の値下がりとなり、終値でも1175ドル21セント安い2万4345ドル75セントで取り引きを終え、終値でも過去最大の下げ幅となりました。

翌日の2月6日も、夜間のCME先物で日経平均は下げ止まらず、日経平均は一時1600円を超える下げ幅になり、終値では-1071.84円安い21,610.24円となりました。終値における下げ率でいうと、4.73%でした。

 

日本のファンダメンタルズは良好なので、早晩落ち着きを取り戻すでしょうけれど、こんな時だからこそ、この暴落時に何が株と一緒に売り払われ、何が資産の保全に有効だったのかを検証しておきたいです。

 

2.資産クラスごとの下落幅の分析~「理由のない暴落」時に耐性の高い資産は何か?~

2月1日以降の資産クラスごとの価格推移をデータ化しました。

2月1日時点の指標を1.0000として基準価格の推移を取っています。

 

iFree日経225インデックス

eMAXIS

Slim国内株式(TOPIX)

ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)

ゴールド・ファンド(為替ヘッジあり)

純プラチナ上場信託(現物国内保管型)

楽天・全世界株式インデックス・ファンド

たわらノーロード先進国株式H有

2018/2/1

1.0000

1.0000

1.0000

1.0000

1.0000

1.0000

1.0000

2018/2/2

0.9911

0.9967

1.0056

1.0035

1.0060

1.0011

0.9983

2018/2/5

0.9658

0.9750

0.9965

0.9904

0.9925

0.9833

0.9811

2018/2/6

0.9204

0.9321

0.9921

0.9937

0.9819

0.9381

0.9503

2018/2/7

0.9219

0.9356

0.9834

0.9820

0.9849

0.9606

0.9532

2018/2/8

0.9324

0.9440

0.9782

0.9768

0.9834

0.9483

0.9550

2018/2/9

0.9108

0.9259

0.9758

0.9787

0.9729

0.9143

0.9270

2018/2/13

0.9049

0.9178

0.9768

0.9809

0.9699

0.9362

0.9441

2018/2/14

0.9012

0.9103

0.9749

0.9868

0.9684

0.9293

0.9452

2018/2/15

0.9143

0.9192

0.9826

1.0031

0.9804

0.9353

0.9569

2018/2/16

0.9252

0.9289

0.9782

1.0037

0.9774

0.9406

0.9664

2018/2/19

0.9434

0.9491

0.9752

1.0006

0.9864

0.9414

0.9690

2018/2/20

0.9339

0.9423

0.9797

1.0005

0.9804

0.9458

0.9675

2018/2/21

0.9359

0.9418

0.9729

0.9872

0.9819

0.9452

0.9650

2018/2/22

0.9258

0.9336

0.9681

0.9826

0.9744

0.9414

0.9624

2018/2/23

0.9325

0.9413

0.9693

0.9885

0.9789

0.9386

0.9629

2018/2/26

0.9441

0.9491

0.9671

0.9866

0.9789

0.9504

0.9734

2018/2/27

0.9541

0.9574

0.9682

0.9885

0.9774

0.9586

0.9826

2018/2/28

0.9405

0.9456

0.9623

0.9780

0.9684

0.9499

0.9741

 

その2

 

 

楽天・全米株式インデックス

ひふみプラス

ジェイリバイブ2

eMAXISSlim先進国債券インデックス

たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>

2018/2/1

1.0000

1.0000

1.0000

1.0000

1.0000

2018/2/2

1.0015

1.0012

1.0048

1.0046

0.9990

2018/2/5

0.9842

0.9722

0.9786

1.0019

0.9959

2018/2/6

0.9380

0.9162

0.9192

0.9918

0.9972

2018/2/7

0.9564

0.9193

0.9269

0.9976

0.9991

2018/2/8

0.9521

0.9269

0.9401

0.9904

0.9974

2018/2/9

0.9137

0.9045

0.9243

0.9836

0.9955

2018/2/13

0.9373

0.8977

0.9158

0.9841

0.9960

2018/2/14

0.9325

0.8851

0.8919

0.9778

0.9952

2018/2/15

0.9369

0.8982

0.9127

0.9716

0.9933

2018/2/16

0.9433

0.9129

0.9190

0.9691

0.9934

2018/2/19

0.9437

0.9368

0.9443

0.9684

0.9957

2018/2/20

0.9481

0.9344

0.9481

0.9708

0.9944

2018/2/21

0.9489

0.9421

0.9567

0.9742

0.9940

2018/2/22

0.9443

0.9362

0.9524

0.9702

0.9935

2018/2/23

0.9404

0.9429

0.9597

0.9686

0.9941

2018/2/26

0.9542

0.9493

0.9672

0.9691

0.9962

2018/2/27

0.9637

0.9534

0.9671

0.9711

0.9973

2018/2/28

0.9561

0.9517

0.9658

0.9695

0.9956

 

3.今回の結論

脚光を浴びているひふみプラスやジェイリバイブは、今でこそ値段を戻していますが、ショック時は日経平均225よりも下げがきつかった、ということがわかります。

たわらノーロード先進国債券ヘッジあり、とゴールドファンドヘッジありが、円高の影響を吸収して良好な成績となりました。

ポートフォリオの一部をこれらのヘッジありにしておいて、市場急変時の資産の保全を図る、ということが有効なのかもしれない。ヘッジコストをかけ続けるということについては議論の余地があると思いますがね。

某証券会社のレポートによると、先進国債券については、ヘッジなしとヘッジありを2:8で持つと、リスクとリターンのバランスが改善するらしいです。

んー。

ほとんどリターンが消えちゃってるじゃないですか。やだー。

www.nikkoam.com

 逆の比率のヘッジ有り2割、ヘッジなし8割の方が良くないですか? 

と言って、リスクとリターンをさっと提示できたら格好良いのですが、文系なので。

私がリスクとリターンを描写すると、こんな風になってしまいます。

charolog.hatenablog.jp

charolog.hatenablog.jp

 

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